2022年の春シーズン「花粉飛散予測 第1報」が発表されました。
毎年、10月の第1週目には、翌春の花粉飛散情報の第1報が発表されまていますね。
花粉症歴30年以上のひろなかにとっては、けっこう重要度の高い情報なのです。
2022年春の花粉飛散予測
まずは、2022年春の花粉飛散予測です。
- 九州や北陸では「例年並み」
- 中国、四国、近畿、東海では「例年より少ない」見込み
- 関東甲信や東北は「例年よりやや多く」
- 北海道は「例年より非常に多い」
という予測になっています。
東京の2021年春は、2020年にくらべると多く飛んだといわれました。
それでも、平年比でいくと少なかったんですよね。
この予測からすると、来シーズンはそうとう覚悟しなければならないようです。
日本気象協会 2022年春の花粉飛散予測 第1報発表
2022年春の花粉飛散予測は、九州や北陸では「例年並み」、中国、四国、近畿、東海では「例年より少ない」見込みです。一方、関東甲信や東北は「例年よりやや多く」、北海道は「例年より非常に多い」でしょう。
前シーズンと比べると九州は地域差が大きく、中国、四国は「少ない」見込みです。一方、東海から北海道は「多く」、特に北陸や関東甲信、東北、北海道では「非常に多く」飛ぶ所もあるでしょう。前シーズンは症状が弱かった方も万全な花粉症対策が必要になりそうです。
※【花粉の種類について】北海道はシラカバ、その他はスギ・ヒノキ花粉の飛散量を表します。
※【2021年夏の気象に関する言葉の説明】平年 :1991~2020年の平均値
日本気象協会 tenki.jpより
2021年春の花粉飛散状況はどうだったか
2021年春を振り返ってみましょう。
花粉の飛散量は、関東地方では、「例年よりも少ないが2020年比でいうと多い」という状況だったと思います。
確かに、花粉飛散量の多かった2018、2019年とくらべたら、楽に過ごせたと思います。
2020年が、どんだけ少なかったんだよという話なんですが。
その他の地域、西日本などでは例年並みに飛散した地域も多かったようですね。
他方、中部地方、東北地方は例年よりも少ない地点が多かったようです。
東京と大阪の花粉飛散量の過去10年の記録を見ると、2013年の春がとんでもなく多かったことに気づきます。
東京では例年の倍ぐらい飛んだもよう。その年、「今まで花粉症じゃなかった人たちの発症例が増えた」のをなんとなく覚えています。
2022年春はそこまで多くはなさそうですが、十分に対策したいと思います。
カギを握る2021年夏の気候
概要
- 北海道、東北:気温「高」、晴れた日「多」
- 関東、北陸、東海:気温「高」、晴れた日「平年並み」
- 近畿、中国、四国、九州:気温、晴れた日「平年並み」
春先の花粉が飛ぶ量は、「前の年の夏がどうだったか?」に大きく左右されるといわれます。
前年の夏に晴れた日が多く、気温が高ければ花粉が多く飛ぶ。
逆に雨の日が多く、気温も低めであれば花粉も少なめになるということですね。
2021年の夏はどうだったでしょう?
確か、北海道すごい暑かったと記憶しています。連日35°以上とか、まさに異常。
オリンピックのマラソン、競歩もずいぶん心配されました。
これからすると、北海道は花粉増えるでしょうね。
対して、東北、関東、東海、北陸などは7月初旬に雨が多かったですよね。熱海の土砂災害とか大変でした。
その後、オリンピック前後はよく晴れて、気温も高かったです。選手の熱中症対策が大変でしたよね。
一転、8月終わりごろからは雨が続いて、あまり気温も上がりませんでした。
夏全体としては、雨が多かった印象がありますが、予測では2022シーズンの花粉飛散量は多くなるようです。
そして、近畿、中国、四国、九州。
なんか、ずーっと雨だったようなイメージがある夏でした。特に九州から中国地方にかけては、連日大雨で。
気温もあまり高くならなかったのでしょうね。
予測では、花粉量も例年よりだいぶ少ないようです。
最後に
さて、2022年春は中部地方以北ではかなり多く花粉が飛びそうです。
飛び始めが早く、しかもいつまでも飛んでいるという状況が一番つらい。
早めに、年明け早々ぐらいから、しっかりとした花粉対策が必要になりそうです。
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